喪中はがきはいつまでに出せばいいの?

年賀はがきの販売が始まる頃になると、もう年末?とちょっと気持ちが焦ったりしませんか?毎年欠かさず出していた年賀状、でもいつもと同じように年賀状を出すことができない場合もあります。

それは、一年以内に身内が亡くなってしまった場合、つまり「喪中」であるということです。亡くなって一年以内は喪に服するため、おめでたい挨拶である年賀状を出すことはできません。

その代わりとして、喪中はがきを出すのがならわしです。喪中はがきを送り、新年のあいさつを遠慮するという「年賀欠礼状」である喪中はがき。自分が出す立場になってみなければ分からないことも多いもの、それでは詳しく解説していきましょう。

目次

喪中の範囲は?

喪中はがきは身内の喪中に出すもの、とはいっても、親族のどの範囲までが該当するのでしょうか。一般的には、二親等までの親族がなくなった場合に出すといわれていますが、近年は少し変化があるようです。

それを説明する前に、親等についてちょっと説明したいと思います。この「親等」とは親戚関係の法的な遠近をあらわす単位で、親等が小さいほどより近い親戚関係になります。

親子関係を経るごとに一親等を加えるので、父母、子は一親等に、祖父母は親の親ということで二親等になります。兄弟姉妹は親の子なので二親等、孫は子の子なので同じく二親等です。

このことから、一般的に喪中はがきを出す範囲は、一親等である「両親、子」と二親等の「兄弟姉妹、祖父母」に、そして結婚しているなら「配偶者、配偶者の両親」の場合も喪中はがきを出します。しかし、最近では二親等の兄弟姉妹までは喪中はがきを出すけれど、祖父母の場合は出さないという人が増えているといいます。

祖父母がなくなった場合は、同居していたかそうでないかで判断することもありますが、親戚等の前例にならった方が良い場合もあり、出すか出さないかは年長者に相談してみることをおすすめします。

喪中はがきはいつ発売?

喪中はがきはいつ発売されるのでしょうか?年賀状のかわりに出すはがきですから、年賀状が発売される時期と同じでは、と思うかもしれませんね。郵便局で年賀状が発売されるのは11月、でも喪中はがきはそれより早く、10月になると販売されるようになります。

この10月に発売される喪中はがきは、喪中の挨拶文がはいっているものですが、これとは別に挨拶文が入っていない喪中はがきも郵便局で扱っています。「胡蝶蘭」をデザインしたもので、こちらは郵便局でいつでも買うことができます。

また、官製はがきではなく私製はがき(市販のはがき)の場合は、切手を貼って投函することになりますが、この切手は一般的なものではなく弔事用の普通切手を使うようにします。弔事用の普通切手も、時期に関係なく郵便局でいつでも買うことができます。

喪中はがきはどこで買える?

喪中はがきはどこで買えるのでしょうか?

郵便局

喪中の挨拶文が印刷された「喪中はがき」は、毎年10月初旬に発売され、どの郵便局でも買うことができます。また、挨拶文が印刷されていない喪中に使えるはがき、胡蝶蘭がデザインされた通常はがきは、一年を通してどこの郵便局でも買うことができます。

喪中はがき印刷サービス

郵便局では自分好みの喪中はがきを注文できる、喪中はがき印刷サービスがあります。直接郵便局の店頭で申し込むこともできますが、webサイトからでも注文することができます。注文したはがきは、刷り上がったら配達してもらえるので便利です。

また、郵便局ではなく民間の印刷サービスを利用して、喪中はがきを買うこともできます。こちらもwebサイトから注文することが可能、もちろん配達してもらえます。

喪中はがきはいつまでに出せばいい?

喪中はがきは、遅くても12月初旬までに送るのがマナーです。年賀状の発売は毎年11月、早い人なら年末を待たず書き始めるでしょう。ですから可能なら11月中に喪中はがきが先方に届くようにしたいものです。

故人が亡くなった時期により、その年に喪中はがきを出すのかどうか迷うこともあるかもしれませんよね。喪中の期間は1年間、ですから亡くなった時期に関わらず、その年の前半であっても年末であっても、次の年始は喪中に当たります。不幸があった年は、時期に関係なく喪中はがきを出しましょう。

また、意外ですが喪中でも年賀状を受け取っても良い、マナー違反にはならないといわれています。喪中のお宅にうっかり年賀状を出してしまい、後で失敗してしまったと後悔した人もいるのではないでしょうか。

でも、年賀状を受け取ることは年始の挨拶を受けること、人によっては受け取ることに抵抗があるかもしれませんが、もし自分が喪中でも年賀状を受け取りたい時は、喪中はがきに「年賀状をお待ちしております」などの文を添えてみましょう。

喪中はがきの印刷サービスでは、年賀状を受け取りたいことを伝える文例がありますから、選んでみてもいいですね。

【番外編】喪中におせちを食べるのはあり?なし?

年賀状を出さない、正月飾りもしないという喪中のお正月、それではお正月につきものの「おせち」は用意したり食べたりしてはいけないのでしょうか?

使用される食材や、お重に詰めることなど、おせちには様々なおめでたい意味やいわれがあるものです。例えば、子孫繁栄を願う数の子、マメに働けるようにと黒豆、紅白かまぼこや紅白なますなど、おなじみの料理はどれをとってもおめでたい意味・いわれがあります。

そんな料理を喪中に食べても良いのか、迷いますよね。また、おせちはお重に詰めますが、これも幸せを「重ねる」という意味が込められているそうで、重ねるということで喪中にはふさわしくないのでは、と思ってしまいます。

でも、お正月ならではの料理はやっぱり食べたくなるもの。特におめでたいことを強調するような、鯛や海老、紅白のかまぼこなどを避ければ、おせちも食べてOKだといわれています。つまり、おせち料理としてではなく、普段の料理として食べるならおせちを食べるのは「あり」、ということになります。

でもおせちは毎年セットで市販のものを購入しているし、という方なら、「喪中おせち」を購入してはいかがでしょうか。喪中のおせちなんて、あっさりして食べ応えなさそう、と想像するかもしれませんよね。でも通販でも購入できる喪中おせちは、一般的なおせちに勝るとも劣らない美味しそうな料理がぎっしりと並んで、「喪中」とつくことが信じられないような豪華さです。

お店によって内容は異なり、精進料理のおせちもあれば、お肉や魚介類もふんだんに使われているおせちもあります。ただ、やはり紅白のものやおめでたさを強調するような食材は使われていません。お重を使っていないことも、喪中であることへの配慮のようです。

喪中であってもお正月になれば家族が帰省してきたり、親戚が集まることもあるかと思います。そんな時に食べることができる喪中おせち、いつもとは違うおせちではありますが、故人との絆をしのび、特別な想いで食べることができるでしょう。

まとめ

喪中の年末年始はいつもと違い、やってはいけないこと、やらなくてはいけないこと、どちらもあって混乱してしまうかもしれません。喪中なら年賀はがきを出さないことは常識として分かっていても、代わりとなる喪中はがきについては、詳しく知らないという人も多いと思います。

どこで買えるのか、いつ出すのか、どう書けばいいのかなど押さえておかないと、マナーに反してしまう恐れがあります。普段の年末とは違い、バタバタするかもしれませんから、喪中はがきは手書きする部分が少なく済むように、喪中はがき印刷サービスを利用するのもおすすめです。

また、お正月には欠かせないおせちも、喪中だから今回は作らない、買わない、食べないと我慢しなくても大丈夫。喪中おせちを通販で買うことができますから、家族の人数・好みに合わせて選んで注文してみてはいかがでしょうか。

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